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スイスで暮らす日々のあれこれ

スイスで納豆作りに挑戦!〜情報集め編〜

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日本に住んでいた時は常に冷蔵庫にストックされていたほど頻繁に食べていた納豆ですが、スイスに来てからは一度も食べる機会が無く一年以上の時間が過ぎてしまいました。

しかし、ここ最近ムクムクと納豆食べたい欲が膨れ上がってきました。スイスで納豆を手に入れる方法を考えた時にまず思いつくのが、チューリッヒ日本食材店で購入する方法。冷凍で輸入された納豆が購入できるのですが、納豆以外に欲しいものが無いために、わざわざ電車代を支払って行くのが勿体無いと思って行かずじまい。そんなこんなで、またしばらく食卓に納豆が上がらない生活が続いていました。

そんな中、気になる情報を発見。

koizumipress.com

これは、玄米の中に潜んでいる納豆菌を利用して納豆を作ろう!というものです。日本に昔からある藁に包まれた納豆は、藁に生息する納豆菌を大豆に繁殖させて出来ているので、その藁と一緒に育った玄米にも納豆菌が存在しているという理屈らしいのです。

そもそも納豆を自作するという発想が私には無かったので『手に入らなければ自分で納豆を作ってしまえば良いのか❗』という事と『納豆菌が無ければ玄米から発生させればいいのか❗』という二重で目からウロコ。笑

そもそも納豆はどのように作られているかというと、乾燥大豆を水で戻してから柔らかくなるまで加熱し、大豆が温かいうちに納豆菌と混ぜて菌が充分に回るまで発酵させる。というのが基本的な納豆の作り方です。

Youtubeに分かりやすい動画があったので、こちらに貼っておきます。この動画は納豆菌の素を利用した納豆の作り方です。


納豆のつくり方~納豆菌を使った簡単!納豆づくり~/How to Make Natto | Homemade Natto Recipe

私は納豆菌の素を持っておらず、納豆そのものすら家にない為、玄米から納豆を作るやり方が最適です。この玄米で納豆を作る方法に関しては、2016年にFacebook上で情報がシェアされていました。

【作り方】
玄米と水を、大豆が茹で上がる24時間前に、鍋に入れ、火に5分かける。その後、蓋をして24時間、常温に放置する。茹でて/蒸して柔らかくなった大豆が熱いうちに、鍋の水ごと全部大豆にかけます。あとは、いつもの納豆作りと同じです。2cmくらいの厚さにのばして、温度40度以上を維持して発酵させれば、糸ひきの強い納豆の出来上がりです^^ (50度までいくと乾燥するかもしれません)

詳しくは引用元であるリンク先を読んでみてください♪

www.facebook.com

さらにこのFacebook投稿レシピの大元は、フランス語で記載されたブログのレシピのようです。フランス語が読める方は参考にしてみると良いかもしれません。私はフランス語が全く読めないので、Google翻訳を使って要点だけ理解しました。笑

etrangerecuisine.canalblog.com

上記の方法をベースに独自の納豆作りのコツが書いてある記事もあったので、こちらもシェアします。

www.saintnature.com

さらに調べてみると、生の玄米で作る方法とは別に、炊いた玄米で納豆を作っている方もいらっしゃいました。その場合は、乾燥大豆100gに対して炊いた玄米大さじ1+お米がパラパラになる程度の水を加えたものを、同じく加熱した大豆に混ぜて発酵させ納豆を作るようです。納豆菌は熱に強いので、炊いた玄米でも大丈夫なのだそうです。これもいつか試してみたいやり方のひとつです。

ここまで情報寄せ集めのモザイクブログになってしまいましたが、とりあえず情報集め編はこれで終了。次回は材料を揃える為に右往左往した話などを含めて、準備編&実践編をお送りします! 

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日帰り!弾丸ミラノ旅行とジプシーに狙われた話

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先週末、日本人友達と三人で日帰りのミラノ旅行をしてきました♪

私は初めてのイタリア旅行でしたが、他の二人はイタリアに縁があり、一人はイタリア語も話せる心強いメンバーと一緒の旅行です!

ミラノまではチューリッヒ中央駅から電車で3時間半程で到着します。早朝の電車に乗って、午前中にはミラノ中央駅に到着しました。

この日は雨だったので、地下鉄でドゥオーモ駅に行くことにしました。天気が悪かったせいか地下鉄を利用する人が多く、駅の券売機はとても混雑していました。

一人の友達は先に券売機に並んで切符を購入し、私ともう一人の友達は別の券売機の列に並んで順番を待っていました。

その時、私達の前に並んでいた二人組の黒人女性が切符を買うのに戸惑っていました。どうやら高額のお札を券売機が受け付けてくれず、財布からコインを探していたようです。10分程待って、後ろに並んでいた私たちに”Sorry!”と言葉をかけた後に去っていき、私達の順番が来ました。

券売機に5ユーロを投入し、タッチパネルを押して二枚分の切符を購入。印刷された券が出てきた後に、横からタッチパネルへいきなり手が伸びてきました。

その瞬間、”あ…ジプシー(ロマ)が来た!”と悟った私は画面に触られたその手を払い除けます。

そしてコインがお釣り受けに落ちてきた所に、間髪をいれず横から再び同じ手が伸びてきたのです。その手を私がもう一度強く払い除け、その隙に隣にいた友達が無事にお釣りを受け取る事ができました。

後ろに人が沢山並んでいたので、その場をすぐに離れて後ろを振り向くと、そこで初めてジプシーの顔を認識しました。事前に調べていた通り(白髪交じりの)長い髪を左右で三つ編みにしている40〜50代くらいの女で、古着のようなシャツと長いスカートにショルダーバックを肩から掛けた、典型的なジプシーの格好をしていました。

私達の前に並んでいた黒人女性二人組が券売機にいた時は、このジプシーの姿は横にいなかったので、ターゲットを探していたジプシーが、アジア人である私達を見つけて狙ったのではないかと思われます。

ジプシーは券売機で券の買い方を教える代わりにお金を強請ったり、今回のようにお釣りが出る瞬間を狙って、横からお金を強奪していったりします。

今回は観光客が沢山並んでいて、ジプシーが逃げる隙間が少なかったのと、来た瞬間に不審に思って手を払い除けたので、お金を取られることなく無事に事なきを得ました。もし、もう一人の友達や別の客が善意で切符を買うのを手伝ってくれるとしたら、無言でタッチパネルに触ることはないだろうと思ったのは間違いではありませんでした。

ミラノに着いて一時間もしないうちに、イタリアの闇に遭遇してしまったのですが、このコイン強奪未遂事件があったので、その後の観光もバッグや持ち物に最大限の注意をしながら、終始何の被害もなく旅を続けることができました。

 

さて、気を取り直して❗

まず旅の最初に目指したのが、ミラノの老舗ピザ屋「SPONTINI」です。お店に入ったのが開店直後だった為か、ほとんど並ばずにピザを購入できました。

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大きなピザをカットしたものにフォークを刺して渡されました。笑

ドゥオーモ店はイスが置いてないので、テイクアウトして外で食べるか店内のテーブルにて立ち食いスタイルになります。

今回買ったのはトッピングなしのピザですが、プロシュートやマッシュルームのトッピングを付けることもできます。

上にはチーズがたっぷり乗っていて土台の生地はカリカリでとても美味しかったです!ワインよりもビールやコーラが合うような、しっかりとしたお味でした。空腹だったお腹が十二分に満腹になるほどのボリュームです。

SPONTINIは2015年に日本へ上陸しており、現在は原宿と横浜に店舗があるようです。

お腹を満たした後は、ミラノの象徴と言えばこれ…ドゥオーモへ行きました!

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写真や映像では何度も観たことがありましたが、目の前で見ると圧巻の迫力!

あいにくの雨模様ではありましたが、観光客の傘が風景に色を添えてくれて、カラフルな写真になりました♪

その後はプラダの本店などがある、ドゥオーモのショッピングアーケードへ向かいます。

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雨の日は特にアーケードがあると助かりますね。

有名な「雄牛のモザイク画」もこの中にあります。この日も沢山の人が、右足のかかとでクルクルと絵の上を回っていました。

しばらく歩いてから、雨も強くなってきたのでしばしのカフェ休憩。

オーダーしたのはカプチーノです。泡がフワフワでとても美味しくいただきました。

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それから、イタリアと言えばやっぱりジェラートでしょ!ということで、街中を色々と歩きながら雰囲気の良さそうなジェラート屋さん探し。

観光客向けの値段のところは避けながらしばらく歩くと、店構えが可愛いジェラート屋さんを見つけました。

f:id:natsuko-cowbell:20180320042707j:imageその日のメニューはボードに貼られています。

私が頼んだのは抹茶とヨーグルトです。

最近は海外にも抹茶味のアイスは沢山ありますが、この抹茶ジェラートはしっかりと抹茶の味が感じられてとても美味しかったです。ヨーグルトもさっぱりとしていて、どちらもしっかり完食!

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Ciacco. Gelato senz'altro - Home

その後もブラブラと街歩きをしながら、次に目指したのはお買い物スポットEatalyです。ここにはイタリア国内から集められた商品が沢山並んでおり、レストランも併設されています。

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食べ物の写真ばかりですが、ここでチーズをつまみにビールを飲みました!笑
沢山歩いて喉が乾いていたので、ビールがさらに美味しく感じます。

チーズは三種類乗っているプレートをオーダーしたんですが、どれも味のクセが少なくて食べやすいお味でした。

このEatalyも東京の日本橋と丸の内に店舗があるようです。

東京って何でもあるなぁ…笑。

でも、もちろんイタリアでしか手に入らないものも沢山あるので、イタリア土産を探すにはぴったりな場所だと思います!

Eatalyでお土産を購入した後に帰りの電車の時間が近づいていたので、歩いてミラノ中央駅へ向かいました。

帰りの電車は出発時間が30分程遅れており、途中でテクニカル問題などがあったらしく、チューリッヒに到着したのは予定の約1時間後でした。

この夜はとても寒くて、雪が降り始めていました。帰宅予定時間を大幅に遅れてしまった私を心配した夫が、最寄り駅まで車で迎えに来てくれたのですが、彼の顔を見た瞬間にとても安心したのを覚えています。

初めてのイタリア旅行で楽しかったと同時に、終始旅行中は緊張していたんだなぁと思いました。

そして無事に日付を超える前に自宅に到着することができたのでした。 

【おまけ】

今回のミラノ旅で買ったお土産で、一番のお気に入りはこちら♪

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イタリアの高級食材を扱っている「PECK」(ペック)で購入した塩トリュフです。

左側が白トリュフが入ったお塩(8.5ユーロ)と右側が黒トリュフが入ったお塩(7.5ユーロ)です。

瓶を開けた瞬間にトリュフがふわっと香ります。

料理の仕上げに振りかけたりおにぎりを握ると、いつものご飯がワンランク上のお味に大変身します!

電車で国境を超える事が出来るのは、陸続きのヨーロッパでならではの体験でした♪ 

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Bärlauch(ラムソン・クマニラ)採集に行ってきた話

スイスの長い冬が終わりかけの頃、春が来るのを待ちわびたかのように一斉に土から芽を出す”Bärlauch”(ベアラウフ)という植物をご存知ですか?

私はスイスに来てからこの植物を初めて見たのですが、スイスをはじめヨーロッパに住む人達はこの植物を野山で摘んで料理に使ったりします。

Bärlauchは日本語で”ラムソン”とか”クマニラ”というらしいのですが、葉は独特のニンニクのに似た香りがあり、Bärlauchが生えている山道を歩いていると、プーンとニンニクの匂いが漂うくらいしっかりとした香りがあります。葉には鉄分やマグネシウムが多く含まれており、緑黄色野菜に分類されるようです。葉物野菜が少ないスイスでは貴重な栄養源です!

ラムソン - Wikipedia

先週末、スイス人の友人に誘われて近くの山道でこのBärlauch 採集に行ってきました。少し前まで氷点下が続いていたスイスですが、ここ数日は日中10℃に届く日もあり、Bärlauchの成長が一気に加速したようで、地面に沢山生えていました。

友人からは注意点として、スズランやイヌサフランの葉はBärlauchに似た形をしており食中毒の原因となるので間違って採集しない事(Bärlauch特有の香りで確かめられる)、野生のBärlauchを採取する場合は根っこから引っこ抜いて採るのではなく、葉っぱの部分をちぎって採るのが後の手間も省けて良い事、キツネなど動物の糞で葉が汚れている場合があるので、持ち帰った後にすぐ冷水でよく洗う事を教えてもらいました。

そして小一時間Bärlauch採取をして、家に持ち帰ったら約400gありました!この量をスーパーで買ったらけっこうな金額になるので、野生で新鮮なものを採取できるのは嬉しい限りです。笑

そして友人の教え通り、葉っぱ一枚一枚丁寧に見ながら冷水でよーく洗います。
洗った後の水を見ると、小さい虫やミミズなども紛れ込んでいました。

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採集したうち約300gは保存が出来るように、ペストを作りました。たくさん出来上がったので、家族や友達におすそ分けします。

残りは冷凍しておいて、オムレツに混ぜて食べたり、ニラの代わりに餃子に入れて食べる予定です😆

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ちなみにこのBärlauchを使って醤油麹を仕込んでみたいなぁと思っているのですが、麹が手元にないため、来年の仕込みになるかもしれません。

今回は近くでBärlauch採集ができる場所も知ることができたので、今年はもう一回くらい採みに行けたら良いなと思います! 

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