Bärlauch(ラムソン・クマニラ)採集に行ってきた話
スイスの長い冬が終わりかけの頃、春が来るのを待ちわびたかのように一斉に土から芽を出す”Bärlauch”(ベアラウフ)という植物をご存知ですか?
私はスイスに来てからこの植物を初めて見たのですが、スイスをはじめヨーロッパに住む人達はこの植物を野山で摘んで料理に使ったりします。
Bärlauchは日本語で”ラムソン”とか”クマニラ”というらしいのですが、葉は独特のニンニクのに似た香りがあり、Bärlauchが生えている山道を歩いていると、プーンとニンニクの匂いが漂うくらいしっかりとした香りがあります。葉には鉄分やマグネシウムが多く含まれており、緑黄色野菜に分類されるようです。葉物野菜が少ないスイスでは貴重な栄養源です!
先週末、スイス人の友人に誘われて近くの山道でこのBärlauch 採集に行ってきました。少し前まで氷点下が続いていたスイスですが、ここ数日は日中10℃に届く日もあり、Bärlauchの成長が一気に加速したようで、地面に沢山生えていました。
友人からは注意点として、スズランやイヌサフランの葉はBärlauchに似た形をしており食中毒の原因となるので間違って採集しない事(Bärlauch特有の香りで確かめられる)、野生のBärlauchを採取する場合は根っこから引っこ抜いて採るのではなく、葉っぱの部分をちぎって採るのが後の手間も省けて良い事、キツネなど動物の糞で葉が汚れている場合があるので、持ち帰った後にすぐ冷水でよく洗う事を教えてもらいました。
そして小一時間Bärlauch採取をして、家に持ち帰ったら約400gありました!この量をスーパーで買ったらけっこうな金額になるので、野生で新鮮なものを採取できるのは嬉しい限りです。笑
そして友人の教え通り、葉っぱ一枚一枚丁寧に見ながら冷水でよーく洗います。
洗った後の水を見ると、小さい虫やミミズなども紛れ込んでいました。
採集したうち約300gは保存が出来るように、ペストを作りました。たくさん出来上がったので、家族や友達におすそ分けします。
残りは冷凍しておいて、オムレツに混ぜて食べたり、ニラの代わりに餃子に入れて食べる予定です😆
ちなみにこのBärlauchを使って醤油麹を仕込んでみたいなぁと思っているのですが、麹が手元にないため、来年の仕込みになるかもしれません。
今回は近くでBärlauch採集ができる場所も知ることができたので、今年はもう一回くらい採みに行けたら良いなと思います!
+Vielen Dank für Ihren Besuch+
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