スイスで納豆作りに挑戦!〜準備&実践編〜
前回、玄米で納豆菌を発生させて菌を大豆に醸すことで納豆が出来るという情報をまとめてみました。
natsuko-cowbell.hatenadiary.com
集めた情報を元に、さっそく準備に移ります❗
まず大豆を蒸すのに時短&エネルギーセーブになるので、年明けのManorのセールで半額になっていたKuhn Rikonの圧力鍋を購入しました。スイスでは定番の圧力鍋ですね。
そして納豆を作るのに無くてはならない乾燥大豆を購入しに、まずは近くのBIO&オーガニックのお店へ行ってみることに。この店のWebサイトを見ると、取り扱っている商品の中に”Sojabohnen”(ドイツ語で大豆)という記載があったので、間違いなく買えるだろうと思っていました。
当日、実際に店内に入ってみると、お店のどこを探しても乾燥大豆が見当たりません…。店員さんに聞いてみると、「以前は扱いがあったんだけど、今はないんだよね〜。」と言われてしまいました。ショック!
気を取り直して、近くのスーパー(Manor・Migros・Coop・Denner・アジア食品店等)を計10店舗程、片っ端から見て回りましたがどこも取り扱なし…。元々これらのローカルスーパーのWebサイト上には乾燥大豆の掲載が無かったので、あまり期待はしていませんでしたが、やっぱり置いていませんでした。
乾燥大豆は調理に時間もかかるからスイス人はあまり購入しないのでしょうか?その辺は謎ですが、以前はCoopなどでも乾燥大豆を扱っていたらしいので、きっと現地人の需要に合わなかったんだろうなと思います。
乾燥大豆探しのために歩き回った末、丸い乾燥大豆は見つかりませんでしたが、シリアルコーナーに大豆フレークを発見しました!
この大豆フレークは加熱済みの大豆を潰して食べやすく加工している商品です。そのまま食べても美味しいので、多くの人はシリアルなどに混ぜて食べるようです。他にもレシピを調べると、肉そぼろの代わりにしたり、揚げ物の衣代わりに使う事も出来そう。
当初は大豆フレークを納豆作りに使うという事が知識になかったので、全く調べていませんでしたが、帰宅後にリサーチしてみると実際に大豆フレークで納豆を作っている方もいるようでした。
成功している先人さん達もいるので、これで安心してこの大豆フレークで納豆作りができます。やっとスタート地点に立てました…!
まずは納豆菌を玄米から引き出すために、前回調べた情報通りに玄米を加熱して24時間程常温に置いておきました。そして今回購入した大豆フレークをお湯で戻します。元々このまま食べられる物なので、戻し時間は乾燥大豆よりずっと短くて済みます。そして戻した大豆を温めたものと用意しておいた玄米を水ごと入れてよく混ぜます。納豆の種を熱湯消毒したガラスの皿に移して3cmくらいに均し、清潔な布巾を掛けて豆が呼吸できるように軽く蓋をします。そしてオーブンの保温機能で40℃以上をキープして約24時間保温しました。
24時間後にドキドキしながら納豆を取り出して見てみると、菌の回り方があまり良くないように見えます。大豆の周りに白く覆われるはずの納豆菌が見えないのです。とりあえず出来上がったものを保存用のタッパーに移したものがこちら。
匂いをかいでみると、確かに納豆の香りはするんですが、糸の引きがとても弱いです。別のお皿に取って箸で混ぜてみると少しだけ糸を引くんですが、市販の納豆とは比べ物にならない弱さの粘り。大豆フレークの場合は粒が小さいことで納豆菌のまわりも早いはずなので、これは失敗したな…と思いました。
でも、香りと味は納豆の味がするし雑菌が混入しているような異臭もしないので、この失敗納豆は納豆パスタや納豆チャーハンなどの料理に混ぜて食べました。(それだけでも久しぶりの納豆の味に感動したので良かった。笑)
失敗の原因は、オーブン内の風による豆の乾燥と不安定な温度によって納豆菌が上手く繁殖しなかった事ではないかと思われます。
そして決意しました…ヨーグルトメーカーを購入しよう!という事を。
次回、納豆作り第三話”納豆作り改良編”をお届けします♪
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スイスで納豆作りに挑戦!〜情報集め編〜
日本に住んでいた時は常に冷蔵庫にストックされていたほど頻繁に食べていた納豆ですが、スイスに来てからは一度も食べる機会が無く一年以上の時間が過ぎてしまいました。
しかし、ここ最近ムクムクと納豆食べたい欲が膨れ上がってきました。スイスで納豆を手に入れる方法を考えた時にまず思いつくのが、チューリッヒの日本食材店で購入する方法。冷凍で輸入された納豆が購入できるのですが、納豆以外に欲しいものが無いために、わざわざ電車代を支払って行くのが勿体無いと思って行かずじまい。そんなこんなで、またしばらく食卓に納豆が上がらない生活が続いていました。
そんな中、気になる情報を発見。
これは、玄米の中に潜んでいる納豆菌を利用して納豆を作ろう!というものです。日本に昔からある藁に包まれた納豆は、藁に生息する納豆菌を大豆に繁殖させて出来ているので、その藁と一緒に育った玄米にも納豆菌が存在しているという理屈らしいのです。
そもそも納豆を自作するという発想が私には無かったので『手に入らなければ自分で納豆を作ってしまえば良いのか❗』という事と『納豆菌が無ければ玄米から発生させればいいのか❗』という二重で目からウロコ。笑
そもそも納豆はどのように作られているかというと、乾燥大豆を水で戻してから柔らかくなるまで加熱し、大豆が温かいうちに納豆菌と混ぜて菌が充分に回るまで発酵させる。というのが基本的な納豆の作り方です。
Youtubeに分かりやすい動画があったので、こちらに貼っておきます。この動画は納豆菌の素を利用した納豆の作り方です。
納豆のつくり方~納豆菌を使った簡単!納豆づくり~/How to Make Natto | Homemade Natto Recipe
私は納豆菌の素を持っておらず、納豆そのものすら家にない為、玄米から納豆を作るやり方が最適です。この玄米で納豆を作る方法に関しては、2016年にFacebook上で情報がシェアされていました。
【作り方】
玄米と水を、大豆が茹で上がる24時間前に、鍋に入れ、火に5分かける。その後、蓋をして24時間、常温に放置する。茹でて/蒸して柔らかくなった大豆が熱いうちに、鍋の水ごと全部大豆にかけます。あとは、いつもの納豆作りと同じです。2cmくらいの厚さにのばして、温度40度以上を維持して発酵させれば、糸ひきの強い納豆の出来上がりです^^ (50度までいくと乾燥するかもしれません)
詳しくは引用元であるリンク先を読んでみてください♪
さらにこのFacebook投稿レシピの大元は、フランス語で記載されたブログのレシピのようです。フランス語が読める方は参考にしてみると良いかもしれません。私はフランス語が全く読めないので、Google翻訳を使って要点だけ理解しました。笑
etrangerecuisine.canalblog.com
上記の方法をベースに独自の納豆作りのコツが書いてある記事もあったので、こちらもシェアします。
さらに調べてみると、生の玄米で作る方法とは別に、炊いた玄米で納豆を作っている方もいらっしゃいました。その場合は、乾燥大豆100gに対して炊いた玄米大さじ1+お米がパラパラになる程度の水を加えたものを、同じく加熱した大豆に混ぜて発酵させ納豆を作るようです。納豆菌は熱に強いので、炊いた玄米でも大丈夫なのだそうです。これもいつか試してみたいやり方のひとつです。
ここまで情報寄せ集めのモザイクブログになってしまいましたが、とりあえず情報集め編はこれで終了。次回は材料を揃える為に右往左往した話などを含めて、準備編&実践編をお送りします!
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日帰り!弾丸ミラノ旅行とジプシーに狙われた話
先週末、日本人友達と三人で日帰りのミラノ旅行をしてきました♪
私は初めてのイタリア旅行でしたが、他の二人はイタリアに縁があり、一人はイタリア語も話せる心強いメンバーと一緒の旅行です!
ミラノまではチューリッヒ中央駅から電車で3時間半程で到着します。早朝の電車に乗って、午前中にはミラノ中央駅に到着しました。
この日は雨だったので、地下鉄でドゥオーモ駅に行くことにしました。天気が悪かったせいか地下鉄を利用する人が多く、駅の券売機はとても混雑していました。
一人の友達は先に券売機に並んで切符を購入し、私ともう一人の友達は別の券売機の列に並んで順番を待っていました。
その時、私達の前に並んでいた二人組の黒人女性が切符を買うのに戸惑っていました。どうやら高額のお札を券売機が受け付けてくれず、財布からコインを探していたようです。10分程待って、後ろに並んでいた私たちに”Sorry!”と言葉をかけた後に去っていき、私達の順番が来ました。
券売機に5ユーロを投入し、タッチパネルを押して二枚分の切符を購入。印刷された券が出てきた後に、横からタッチパネルへいきなり手が伸びてきました。
その瞬間、”あ…ジプシー(ロマ)が来た!”と悟った私は画面に触られたその手を払い除けます。
そしてコインがお釣り受けに落ちてきた所に、間髪をいれず横から再び同じ手が伸びてきたのです。その手を私がもう一度強く払い除け、その隙に隣にいた友達が無事にお釣りを受け取る事ができました。
後ろに人が沢山並んでいたので、その場をすぐに離れて後ろを振り向くと、そこで初めてジプシーの顔を認識しました。事前に調べていた通り(白髪交じりの)長い髪を左右で三つ編みにしている40〜50代くらいの女で、古着のようなシャツと長いスカートにショルダーバックを肩から掛けた、典型的なジプシーの格好をしていました。
私達の前に並んでいた黒人女性二人組が券売機にいた時は、このジプシーの姿は横にいなかったので、ターゲットを探していたジプシーが、アジア人である私達を見つけて狙ったのではないかと思われます。
ジプシーは券売機で券の買い方を教える代わりにお金を強請ったり、今回のようにお釣りが出る瞬間を狙って、横からお金を強奪していったりします。
今回は観光客が沢山並んでいて、ジプシーが逃げる隙間が少なかったのと、来た瞬間に不審に思って手を払い除けたので、お金を取られることなく無事に事なきを得ました。もし、もう一人の友達や別の客が善意で切符を買うのを手伝ってくれるとしたら、無言でタッチパネルに触ることはないだろうと思ったのは間違いではありませんでした。
ミラノに着いて一時間もしないうちに、イタリアの闇に遭遇してしまったのですが、このコイン強奪未遂事件があったので、その後の観光もバッグや持ち物に最大限の注意をしながら、終始何の被害もなく旅を続けることができました。
さて、気を取り直して❗
まず旅の最初に目指したのが、ミラノの老舗ピザ屋「SPONTINI」です。お店に入ったのが開店直後だった為か、ほとんど並ばずにピザを購入できました。
大きなピザをカットしたものにフォークを刺して渡されました。笑
ドゥオーモ店はイスが置いてないので、テイクアウトして外で食べるか店内のテーブルにて立ち食いスタイルになります。
今回買ったのはトッピングなしのピザですが、プロシュートやマッシュルームのトッピングを付けることもできます。
上にはチーズがたっぷり乗っていて土台の生地はカリカリでとても美味しかったです!ワインよりもビールやコーラが合うような、しっかりとしたお味でした。空腹だったお腹が十二分に満腹になるほどのボリュームです。
SPONTINIは2015年に日本へ上陸しており、現在は原宿と横浜に店舗があるようです。
お腹を満たした後は、ミラノの象徴と言えばこれ…ドゥオーモへ行きました!
写真や映像では何度も観たことがありましたが、目の前で見ると圧巻の迫力!
あいにくの雨模様ではありましたが、観光客の傘が風景に色を添えてくれて、カラフルな写真になりました♪
その後はプラダの本店などがある、ドゥオーモのショッピングアーケードへ向かいます。
雨の日は特にアーケードがあると助かりますね。
有名な「雄牛のモザイク画」もこの中にあります。この日も沢山の人が、右足のかかとでクルクルと絵の上を回っていました。
しばらく歩いてから、雨も強くなってきたのでしばしのカフェ休憩。
オーダーしたのはカプチーノです。泡がフワフワでとても美味しくいただきました。
それから、イタリアと言えばやっぱりジェラートでしょ!ということで、街中を色々と歩きながら雰囲気の良さそうなジェラート屋さん探し。
観光客向けの値段のところは避けながらしばらく歩くと、店構えが可愛いジェラート屋さんを見つけました。
その日のメニューはボードに貼られています。
私が頼んだのは抹茶とヨーグルトです。
最近は海外にも抹茶味のアイスは沢山ありますが、この抹茶ジェラートはしっかりと抹茶の味が感じられてとても美味しかったです。ヨーグルトもさっぱりとしていて、どちらもしっかり完食!
Ciacco. Gelato senz'altro - Home
その後もブラブラと街歩きをしながら、次に目指したのはお買い物スポットEatalyです。ここにはイタリア国内から集められた商品が沢山並んでおり、レストランも併設されています。
食べ物の写真ばかりですが、ここでチーズをつまみにビールを飲みました!笑
沢山歩いて喉が乾いていたので、ビールがさらに美味しく感じます。
チーズは三種類乗っているプレートをオーダーしたんですが、どれも味のクセが少なくて食べやすいお味でした。
このEatalyも東京の日本橋と丸の内に店舗があるようです。
東京って何でもあるなぁ…笑。
でも、もちろんイタリアでしか手に入らないものも沢山あるので、イタリア土産を探すにはぴったりな場所だと思います!
Eatalyでお土産を購入した後に帰りの電車の時間が近づいていたので、歩いてミラノ中央駅へ向かいました。
帰りの電車は出発時間が30分程遅れており、途中でテクニカル問題などがあったらしく、チューリッヒに到着したのは予定の約1時間後でした。
この夜はとても寒くて、雪が降り始めていました。帰宅予定時間を大幅に遅れてしまった私を心配した夫が、最寄り駅まで車で迎えに来てくれたのですが、彼の顔を見た瞬間にとても安心したのを覚えています。
初めてのイタリア旅行で楽しかったと同時に、終始旅行中は緊張していたんだなぁと思いました。
そして無事に日付を超える前に自宅に到着することができたのでした。
【おまけ】
今回のミラノ旅で買ったお土産で、一番のお気に入りはこちら♪
イタリアの高級食材を扱っている「PECK」(ペック)で購入した塩トリュフです。
左側が白トリュフが入ったお塩(8.5ユーロ)と右側が黒トリュフが入ったお塩(7.5ユーロ)です。
瓶を開けた瞬間にトリュフがふわっと香ります。
料理の仕上げに振りかけたりおにぎりを握ると、いつものご飯がワンランク上のお味に大変身します!
電車で国境を超える事が出来るのは、陸続きのヨーロッパでならではの体験でした♪
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