+SWISSNOTE+

スイスで暮らす日々のあれこれ

【M4.6】スイスで体験した初めての地震

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夫の帰りを待っていた午後9時10分過ぎ、一瞬自宅で異常な揺れを感じました。家の内部から外へ揺れが伝わるような揺れ。体感したのは3秒くらいの短い間でしたが、揺れた瞬間にこれは地震だと直感しました。スイスでは”震度”の基準はありませんが、私自身の経験から言うと、体感としては震度2強くらいの揺れに感じました。

落ち着いてからニュースを確認すると、マグニチュードは4.7(一部ではM4.8とも報道されています→その後正式にM4.6と発表されました)震源地は中央スイスに位置するSchwyz(シュビーツ州)でした。

Twitterで#Erdbeben(ドイツ語で”地震”という意味)のハッシュタグがトレンドになっている事を見ても、スイスでのM4クラスの地震発生は、多くの人に驚きをもたらした事が分かります。

www.srf.ch

地震直後のSRF Newsの報道によると、この地震はスイス全土で揺れを感じるような規模だったようです。今のところまだ被害の詳細は分かっていませんが、明日の朝以降にまた改めて報道があるかもしれません。

スイスは地震とは無縁の国と思われがちですが、スイス国内にも活断層があり、100年に一度程の割合で大きな地震が起きています。過去にもバーゼルの街が崩壊する規模の地震に見舞われた事もあります。バーゼル地震は1356年10月18日 夜10時頃に発生しており、マグニチュード6.5(M7.1程度との報道もあり)、死傷者数は約1,000人と言われています。

スイスにも地震があることは周りから聞いていたものの、スイスに引越してきてから半年もしないうちに大きな揺れを体験するとは思いませんでした。同時に過去に経験した311の地震の記憶も蘇ります。

私はあのとき、新宿のど真ん中のビルの中にいました。高い場所だったので、その分揺れがとても大きかったのを覚えています。地震の影響で使える交通手段は全て止まってしまい、家に帰れない不安と、いつまた大きな揺れが起きるか分からない恐怖がありました。実際に本地震以降も何度も揺れが起きていて、緊急避難先として開放された新宿御苑に避難をした時は、地面に座っていると下から突き上げるような揺れが何度もありました。そして、家に帰ってからも水が10日間程止まってしまい、すぐにトイレにも行けない生活を経験しました。

スイスは日本に比べると耐震構造になっていない建物が多いと聞きます。今回は一瞬の揺れだったので、自宅で何かが壊れたり被害が出ることは無かったですが、これを機に日本での経験も交えつつ、夫ともしっかりと話し合いをしたいと思います。

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最近のドイツ語勉強エトセトラ

今週でドイツ語A1クラスが終わり、来週からはA2コースの授業が始まります!

標準ドイツ語の簡単な内容であれば、読み書きをしたり、スピーキングでコミュニケーションが取れるようになってきたので、勉強がもっと楽しくなってきました♪

もっと知りたい!という気持ちは、勉強のモチベーションに繋がりますね。

しかし、いつまでも”ドイツ語初心者”というレッテルに甘んじてはいられないので、学校の形式的な勉強以外にも、新しい勉強方法を自分で見出さなければ…と思って始めたことがあります。その内容をこちらでシェアしてみたいと思います。

スイスにはMigrosとCoopという二大ビッグスーパーマーケットがあります。両方共に食品や日用品を売っているお店です。どちらの店も良く利用するため、それぞれのスーパーの会員登録をしていて、毎週月曜日はMigrosの情報誌、火曜日はCoopの情報誌が自宅ポストに届きます。雑誌の中身は特売情報や広告の他に、様々なコラムもたくさん掲載されています。

スイスへ移住してすぐの頃は、ドイツ語の文章がただの記号の羅列にしか見えなかったので、情報誌を見る時は買い物の為に特売情報を見たり、コラムの写真を眺めるくらいしか出来ませんでした。しかし、ドイツ語が文字として認識できるようになってきた今、少しずつ内容が理解出来るようになってきました。

この情報誌は週に一回のペースで届くため、勉強しながら読むにはちょうど良いのです。しかもローカル情報がたくさん載ってるので、スイス国内でのトレンド情報や定番イベント情報などを知ることができます。

異国に住むには"その国の言葉や文化を知ることから!"がモットーな私は、それを定期的に、しかも無料で知ることができるので、それを無駄にしてしまうのはもったいない!

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…ということで、自宅に届く情報誌の中で面白そうだと思った記事を、週に1個〜2個切り抜いて"○○ Zeitung" (自分新聞)と名付けてノートにまとめています。

その中からいくつかご紹介。

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こちらはスイスではお馴染みの四つ編みパン「Zopf」(ツオップ)についての記事。Coopの統計では、全体の半分以上である52%のZopfが土曜日に売れるんだそうです。逆に月曜日は4%ということで一番少ない数字。さすが週末に食べるパンと言われるだけありますね。

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こちらは日本でも最近耳にする「アーユルヴェーダ」のお話。スパイスを使ったレシピなども載っています。自分の料理バリエーションにはなかった発見もあって、とても面白いです。

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これは今のトレンド情報。移民第三世代スイス国籍取得手続き簡略化についての国民投票が2017年2月12日に行われますが、それについての内容を分かり易くまとめてある記事。これはスイス全体の問題であるし、スイスでは”外国人”である私自身も興味がある内容です。

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こちらは2015年に生まれたスイスの新生児の名前ランキングなどについて書かれた記事。男の子は「Noah」女の子は「Mia」が2015年に一番多かった名前だそうです。1960年に生まれた男の子は「Daniel」女の子は「Maria」が第一位だったという今と昔の比較も載っていました。

こういった情報は日本語ではなかなか手に入らないので、とても興味深いです。

スイスの情報も知ることが出来る上に、ドイツ語の勉強にもなるという一石二鳥!(しかも無料。笑)今では毎週の情報誌が楽しみになっています♪

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Migrosのお米を検証してみた!

日本人の主食であるお米。スイス在住の皆様はどこでお米を購入されていますか?

自宅で食べるのはもちろん、日本人としてお寿司をリクエストされたり、持ち寄りパーティで振る舞う機会もあるかと思います。そんな時に美味しいお米は不可欠です。

私は最初に日本からスイスへ引越してくる際に、コシヒカリを持ってきていました。しばらくしてそのお米が無くなりそうになった時、同じものを手に入れるのは難しいので、スイスで購入ができて普段使いで食べられるお米を探すことにしました。

そんな中で、たまたま家にMigrosのリゾット米が置いてあるのを見て、試しに日本式の炊き方でお米を調理してみると、思いの外、美味しく食べることができたのです。

MigrosのWebサイトで検索をすると、色々なお米の種類が出てきます。

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↑ Migrosでお米を検索した結果画面をキャプチャしてます

もしかしたら、たまたま炊いたリゾット米以外にも良いものが有るのではないかと思い、とりあえずお店に現物を見に行くことにしました。すると、多々ある種類の中で、見た目が日本のお米に近いものをいくつか発見することができました。今回はそれらを検証してみることにします。

お店で実物を見てみると、ジャスミンライスやワイルドライスは、明らかに日本米とは違う色や形をしているので、検証の対象外としています。

そして、見た目が日本のお米に近そうな以下の3種類を選びました。米粒の感じも分かるように、写真大きめでお送りします。

今回の検証対象はこちら

エントリーナンバー① Originario Milchreis

米粒の形が日本のお米と似ていて、丸くてずんぐりむっくりな形。粒もそれなりに揃っていて、味に期待ができそうなお米。スイス在住の日本人の方で、こちらをメインに食べているという方もいらっしゃいました。名前の通り”ミルクライス”という事で、スイス人はミルクと一緒に煮て食べる事が多いらしいです。(夫談)

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エントリーナンバー② Risotto S.Andrea

このお米は私がスイスに来てから、一番最初に日本式の炊き方で食べてみたお米。たまたま家にあったと書いたのが、こちらのお米です。米粒は日本のものと比べると少し細長い印象で、こちらもパッケージの名前の通り、本来はリゾット料理に使うお米です。

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エントリーナンバー③ Risotto Baldo

三種類の中で一番細長い形をしていて、一粒が大きいという印象のお米。こちらもRisotto料理に使うようですが、複数あるRisotto米の使い分けは不明なので、そこはまた義家族や友人に聞いてみたいと思います。

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全てのお米は同じ分量・水分量にてStaub鍋で炊いてみました。

そして結果は…

エントリーナンバー① Originario Milchreis
⇒炊きあがりの見た目はツヤっとしていて美味しそう。食べてみると少し米臭さが残るものの主食のお米としては充分に食べられる商品という印象。夫からは”ミルクライスの味がする”との意見があり、日本食を食べるときの白米としてはいまいちという感想でした。個人的にはこれが主食でも問題なし。MigrosのWebサイトを見てみると、ユーザーコメントのところに”super auch für sushi!  ”(意訳⇒寿司にもイケる!)と書いてあったので、スイスの人もお寿司を作る時はこのお米を使っているようです。

エントリーナンバー② Risotto S.Andrea
⇒いつもの水分量で炊くと、米の一粒一粒に水分が充分行き渡っていないようで、若干のパサツキが感じられました。食べてみると米臭さはほとんどなく、味も美味しいです。水分量がネックだったので、米を水に浸す時間を長めに取って、通常より水分量を少し多めに炊いてみたら、丁度良かったです。乾燥しやすいので炊き上がった後も蒸らしを多くして、空気に触れる時間を出来るだけ短くするなどの工夫をすれば良さそう。

エントリーナンバー③ Risotto Baldo
⇒こちらはRisotto S.Andreaとは真逆なお米。いつもの水分量で炊くと水分が多いようで、ネッチョリと米粒が崩れるような炊きあがりになってしまいました。お米の形状が細長い事によって、水分を米粒の中に溜め込みにくいのかもしれません。もともとの粒が大きいので、炊きあがり後は米粒が大きいなぁという印象。水分を少なめに炊いてみると幾分ましになりましたが、個人的には美味しくなかった。

最終的に私達が選んだのは…?

三種類のお米を水分量や蒸らし時間などを少しずつ変えながら食べてみました。そして、ナンバーワンに選ばれたのは『エントリーナンバー② Risotto S.Andrea』という結果になりました!

Risotto S.Andreaは普通の水分量だとパサツキが感じられたと書きましたが、もともとお米も麺も少し硬めで食べるのが好きな私にとっては問題ない程度の硬さだと感じています。もちろん少し水分量を多めに炊けば、炊きあがりもツヤっとしていて、日本のお米と言って出しても分からない程度の商品であると思っています。お米臭さも殆どなく、夫もこれならば日本のお米として食べられる!との合格点をもらいました。私もそれに同意。

もちろん日本から持ってきていた魚沼産コシヒカリに比べれば、米粒の美しさも炊きあがりの味も劣るというのは事実ですが、同じものを簡単に安く手に入れることのできないスイスでは、それに変わる代替品として自分たちの好みのものが見つけられて嬉しく思っています。

今回は主にこの3つで検証をしましたが、他のスーパーでも色々なお米を売っているので、今後スイスで生活していくなかで試行錯誤しながら、お気に入りを見つけて行きたいと思います!他に何かおすすめなどあれば是非教えていただけたら嬉しいです♪

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