軟水と硬水、それぞれに合った使い方をすればスイスの水とも仲良くなれる!
はじめに
前回スイスの水事情について書きましたが、色々と追記したくなったので書いてみようと思います。
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基本的にスイスの水道水はそのまま飲むことが出来ます。スイス人の夫が言うには蛇口から出る水を比べると、日本よりもスイスのほうが美味しいとのことでした。日本の水道水は臭みがあると言います。(水の味は場所により違うと思いますが)
日本と同様、スイスでも水道水が飲料水として安全に飲めるのはとても有り難い事です。ただ、安全に飲める水ではあるものの、やっぱり硬度の違いで料理や飲み物の味に影響が出てくる事実は否めません。
和食は軟水・洋食は硬水
まず和食を作るときには、先日紹介したBRITAで濾過した水を使えば、水がマイルドになって美味しく仕上がります。ただ、全ての料理を軟水で作れば良いかというとそういう訳ではなくて、料理によって使い分けるのが良いようです。
例えばパスタ。硬水が使われている場所で生まれた食べ物だからなのかもしれませんが、パスタは硬水で茹でたほうが美味しく仕上がります。これも水の硬度が関係していて、パスタのでんぷん質とカルシウムが作用して、程よくコシが出てアルデンテに仕上がってくれるようです。逆に白米でこれをしてしまうと、お米が固くパサツキやすくなるんですね。
日本のスープと言えば味噌汁ですが、味噌汁を作る時は軟水が適しています。まず出汁を取る時(特に昆布)に硬水を使ってしまうとミネラル成分が邪魔をして、旨味成分を抽出しづらくなってしまうようです。それとは逆に牛肉から出汁をとったり肉の煮込み料理を作る時は、ミネラル成分と臭味成分が結合してアクとして排出してくれるので、硬水のほうが合っています。
やはり料理はその地域で合ったものが発展していくのでしょうね。基本的には和食は軟水・洋食は硬水を使うという事を覚えておけば良さそうです。
お茶は軟水・コーヒーはお好みで
先日のエントリーに書いたように、緑茶は絶対に軟水がオススメです。あとはほうじ茶や紅茶も軟水の方がクリアな味になり、硬水独特の白っぽい膜が出たりお茶が濁ったりすることもありません。
コーヒーについてはどのコーヒー豆を使うか、何を淹れるか(ブラックコーヒー・エスプレッソなど)またどんな味が好きなのかによって、軟水・硬水のどちらを使うかが異なってくるようです。ただ、自宅でコーヒーマシンを使っている私は、ミネラル成分で機械が詰まって壊れてしまうのが嫌なので、必ずBRITAで濾過した水を使っています。
最後に…
ここまで硬水と軟水の使い方について色々と書いてきましたが、自宅で出る水自体を変えることは出来ないので、どうやって上手く使っていくかが大事ですよね。
何だかんだ掃除が大変だったり肌が荒れやすくなる…など悩まされがちな硬水ではありますが、スイスの水道水を濾過して軟水にすることは出来ても、日本の水道水にミネラルを足して硬水にすることは難しいので、用途で使い分けをするという意味ではスイスのほうが応用が効くのかなと思います。
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