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スイスで暮らす日々のあれこれ

スイスの美しい城下町 ~バーデン|Baden~

Baden

 

スイスには沢山のお城があり、どれも様々な歴史を持っています。それぞれのバックグラウンドを読み解いていくのも面白いのですが、今日はその中でも私の好きな城下町「バーデン|Baden」をご紹介します♪

スイスのバーデンは、ドイツ語圏の街であり、アールガウ州の中でも三番目に大きな自治体になるそうです。観光地としては硫黄泉のある温泉地としても有名で、日本からの観光客も多く訪れる場所です。温泉についても気になるところだと思いますが、それはまた別の機会にご紹介するとして、今回は城下町であるバーデンの魅力を写真を交えて綴ります。

一番はじめのアイキャッチ画像に選んだのは「シティタワー(市の塔)|Stadtturm」と呼ばれるバーデンの時計台です。白い壁に青い文字盤が特徴的で、周囲のなかでも背が高い建物なので、街の中にすくっと立つその佇まいがとても美しくて素敵です。この時計台は15世紀半ばに建てられましたが、建物の老朽化などの理由により何度か改装を繰り返しながら、2009年6月に今の塔の形になりました。

Baden

この景色はバーデンの中では一番有名なのではないでしょうか。左側にあるカラフルな屋根を持つ建物と、右側の白く丸い窓が付いた木製の橋があり、奥の方には先ほどご紹介したシティタワーも見えます!

 

Baden

つの丸い窓を持つこの橋は「ホルツ橋|Holzbrücke」と呼ばれます。橋の中に入って窓から外の景色を撮ってみました(*^_^*)

 

Baden

川と同じ水位からの景色です。上から見下ろすとのはまた違った景色を見ることが出来ますね。水と緑がある場所に行くと、とても癒やされます(*^_^*)

 

Baden

橋の西側に一際目立つとある石像が置いてありました。これは「ネポムク像|Nepomukstatue」というものなのですが、何を象ったものなのかご存知でしょうか。

ネポムクとは正式にはネポムクの聖ヨハネ(別名:聖ヤン・ネポムツキー)と呼ばれ、14世紀ボヘミアの司祭であり、ローマ・カトリック教会の聖人でもあります。ヨーロッパには多くのネポムク像が存在しますが、その特徴はどれも十字架と棕櫚(シュロ)と呼ばれるヤシ科の枝を胸に抱えています。

この像は等身大のネポムクなのですが、チューリッヒの無名のアーティストが造り、1707年に建てられました。バーデンにあるハイバロック彫刻としては一番大きい彫刻と言われています。そして、この像は当時バーデンに住んでいたオーストリア大使の贈り物なのだそうです。

ちなみに現在設置されているこの像はオリジナルのコピーで、オリジナルの像はホルツ橋のすぐ近くの川岸に建っている「代官の城|Landvogteischloss」に展示されています。

 

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さて、また少し街歩きをしてみましょう♪

街の中あるの建物はとてもカラフルで、城下町を歩いているだけでも楽しくなりますね。それから特徴的なのが、山が多いこともあり、山の斜面に立つ家がとても多いです。

 

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長い歴史によって作られたこの城下町は、町並みがとても美しく魅力的です。さらにバックグラウンドを知るともっと面白いですよね。

今回はスイスの美しい城下町「バーデン|Baden」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。まだまだ魅力たっぷりのこの街は、歩く度に新しい発見があります。チューリヒから電車で約15分で行ける距離にあるので、市街地を離れて落ち着いた町並みと温泉に癒されに行くのも良いかもしれませんね♪

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