スイスの水事情〜緑茶を美味しく淹れるために〜
よく知られた話ではありますが、家庭で使われる水は「軟水」と「硬水」に分けられます。この硬度というのは、主に水に含まれるカルシウムとマグネシウムの値で分類されます。
日本は殆どの家庭で軟水が水道から出てきますが、逆にスイスではほとんどの家庭で硬水が水道水として出てきます。
この水の違い、生活していると色々な問題が出てきます。
硬水シャワーで髪の毛がパサツキがちになったり、肌が乾燥しやすくなったり、同じ材料を使った料理でも水の違いで出来上がりの味が全く違ったりなどはよくある話です。
その中でも、私が顕著に違いを感じたのが緑茶🍵と白米🍚です。
まず緑茶についてですが、硬水で緑茶を入れると、淹れたては何の問題もないように見えるのですが、水に入っているミネラルの働きで、しばらく経つとお茶が茶色く変色してしまいます。飲んでみると味も鉄っぽく、とても飲めたものじゃありません。逆に軟水で淹れると、いつまでも鮮やかな緑色が続き、時間が経っても温度変化以外に大きな味の変化は感じられません。
そして白米を炊くときも同じく、炊きあがりを比較してみると、軟水で炊いたほうが美味しく出来上がるのです。硬水で炊くと、同じお米でもパサツキやすくなります。これは、吸水の時点から軟水を使うことが大切で、一番お米が水を吸う、最初に加える(洗う時の)水も軟水を利用します。
そんなわけで、毎日基本的には軟水を利用している私ですが、水道水からどうやってミネラル分を減らすかというと、家で浄水器を使っています。日本、スイスやアメリカでよく見かける代表的な浄水器と言えば「BRITA」が有名だと思いますが、私もこのBRITAの浄水器を家に置いています。
日本とスイスを比べると、やはり水の質の違いもあるので、スイスのほうがフィルター交換頻度は早いです。そして、これを使うのと使わないのでは全然水の味が違うので、今はもう手放せません。
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