+SWISSNOTE+

スイスで暮らす日々のあれこれ

語学の習得に必要な時間はどのくらい?

ドイツ語という新しい言語に挑戦している今、ネイティブスピーカーと問題なくコミュニケーションが取れるレベルに達するまでには、どのくらいの時間を要するのでしょうか。

英語を勉強していたときは、日本の義務教育中にある程度の基礎を習っているので、そこからどれだけ知らない事を減らして知識を積み上げることができるかが課題でした。しかし、ドイツ語に関しては全く経験なし。そんな状態から始めた為、アルファベットの読み方や数字の数え方などの初歩段階から勉強が必要でした。

そんな私がドイツ語を習得するにはどれくらいの時間が必要なのか、目安になる情報を調べてみました。すると、それぞれの情報に幅はありますが、最低で2,000時間程度、一般的には3,000〜4,000時間程度を勉強に費やせば、生活していくのに問題ない語学力が習得できると言われているようです。

では、私が勉強しているペースでドイツ語の学習を進めていくと、どの程度の日数がかかるのか考えて見ました。今は語学学校で勉強する時間と自宅で勉強する時間を合わせると、ほぼ毎日5〜6時間程度をドイツ語の勉強に費やしています。

具体的には、月〜金曜日は学校に通い、帰ったら自宅で勉強。土曜日はお休み。日曜日は宿題などを含めて自宅で自習というスケジュールです。もちろん他に予定があれば変わることもあります。

単純計算をすると、1日5時間×週6日×1年52週間=つまり1年で合計1,560時間の時間をドイツ語の勉強に充てることができます。そして、目標を3,000時間とすると、達成するまでに約2年かかることが分かります。

もちろん数字が全てではないし、効率良く勉強出来る人にとっては、もっと短い時間で充分な語学力が付くかもしれません。他にも母国語や既に習得済みの言語の相性によっても習得スピードが変わったり、勉強方法が変わってくるので、一概には言えませんが、ひとつ確実に言えるのは、語学の習得には本人の努力とやる気、そして継続力が大きく影響してくるという事。

こうやって数字にしてみると、毎日少しずつでもドイツ語と向き合うことが大切なんだなと分かります。

焦らずじっくり進めていけば自ずと結果が付いてくると信じて、これからも続けていきたいと思います。

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宿題をやっていたのでかまってもらえず、寂しくてやってきた猫。彼がやってきたら休憩タイムです。笑

 

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雪の結晶が降った日

スイスは去年末から雪が少ない日が続いていましたが、私の住む地域でも今年の1月に入ってからは積雪がある日もあり、今週はほぼ毎日雪が降っています。気温が低いので、雪が溶けずに残っている場所も多いです。

そんな天気が続く中、今日はとても細かい雪が降っていました。いつものように駅で電車を待っていると、ホームの中に雪が舞い込んで来て、その雪が服に積もります。

ふと舞い降りてきた雪に目を向けると、結晶が解けずにそのまま残っているのが見えました。

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こんな絵に描いたような雪の結晶を見たのはいつぶりでしょうか。

東京で仕事をする日々を送っていた頃は、航空会社の宿命と言いましょうか、雪が降るとお客さまの安全を確保する使命があったので、いつもより早く出勤して仕事をしていました。しかしそんな時に雪の影響で電車が止まってしまう事もしばしば。前日からそれが予想できた時は、会社近くのホテルに泊まって翌日に備える日もありました。

そんな経験があるので、子供の頃はあんなに嬉しかった雪が、大人になった頃には、雪はただただ厄介な天気であるという気持ちが占領していました。

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スイスに移住して雪を体験している今、雪がこんなにも素敵な光景を産んでくれる事に改めて気が付いて、はっとしています。

日々新しい発見を与えてくれる環境に感謝です。

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スイスで蔓延する歩きタバコの怪

スイスへ移住してから3ヶ月が経とうとしている今、移住前には気が付かなかったスイスの良いところ・悪いところが少しずつ見えてきました。

その中でどうしても受け入れ難いスイスの光景があります。それは今まで住んできた日本やアメリカでは見かけることが少なかった街中での歩きタバコ

今日はどうしても我慢し難いスイスのタバコマナーについてのお話(と言う名の愚痴?笑)をしたいと思います。

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どこの駅にもこのような吸い殻専用のゴミ箱が置いてあります。そして、スイスでは街を歩いているときや、駅のホーム内でも所構わずタバコを吸っている人を多く見かけます。

今朝は混雑するホーム内でタバコを吸い、電車に乗り込む直前に駅のホームと電車の隙間に火がついたままの吸い殻を落とす人がいました。スイスの線路内には沢山の吸い殻が落ちていますが、こうやって捨てる人がいるから線路がゴミだらけになるんだなと残念な気持ちになりました。

他にも歩きタバコで危険な体験をしたことがあります。朝の通勤ラッシュの時間帯に駅の構内を歩いていたら、向かい側から歩いていた人の吸いかけタバコに接触しそうになりました。間一髪で避けられたから良かったものの、当たっていたらコートが焦げたり穴が空いていたかもしれません。もし子供連れだったりしたら、子供の目線の高さに火がついたタバコが来る可能性もあるのでとても危険です。

まず、スイスでは公共の場で屋内は禁煙であると言う事が背景にあります。そのため、街や駅、バス停などの至る所に吸い殻入れが置いてあるのですが、駅で吸い殻を捨てていた人は、近くにタバコ専用のゴミ箱があるにもかかわらずポイ捨てをしていました。それじゃあゴミ箱の意味がないですよねぇ。

公共の場所の屋内は禁煙という決まりがある為に、タバコを吸う人は外に行かざるをえないのですが、歩きタバコが多いのはそれだけの理由だけでしょうか…?

アメリカのシアトルに住んでいた頃、シアトルでも公共の場所の屋内では禁煙でした。しかし、歩きタバコをする人は圧倒的に少なかったように思います。この違いは一体何でしょう?喫煙マナーに対する認識の違い?

とは言っても、日本でも喫煙マナーが重視され始めたのはここ10年くらいの話ではないかと思います。今では考えられませんが、飛行機の中でさえ昔は喫煙できたんですよね。受動喫煙健康被害についてや、歩きタバコの危険性などを重視するようになり、公共の場所では喫煙所を設けて分煙をしたり、歩きタバコが条例で禁止されているところもあります。最近は特に分煙について重要視されることが多くなり、私が以前働いていた某航空会社のオフィスでは喫煙所から煙が漏れにくい仕組みを取り入れていて、両者の棲み分けが出来ていました。

そう考えると、スイスも今後タバコに関してのマナーを注意喚起する動きが出てくるかもしれません。スイスの賞賛すべき文化や習慣はたくさんあるのですが、このタバコのマナーはリスペクトできない光景です。

 

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